■『オホーツクの自然塩』のふるさと・湧別町を訪ねる

オホーツク海に面したサロマ湖は、潮の満ち引きで流れ込む海水と、周囲から流れ込む川の真水が湖水に混じり合う汽水(きすい)湖です。写真ではわかりづらいですが、湖全体が結氷しています。冬の間、湖上ではスノーモービルなどが楽しめます。
現在は、つらら(塩・味噌・焼菓子)、みなみかわ製麺(乾燥ラーメン製造)、北海道みなみかわ(アイスクリーム卸し)の3社を統括する、みなみかわグループの工場兼事務所。外観に面影が残っていますが、以前は「湧楽座」という映画館でした。
事務所の隣にある(株)つららの工場。社長の方針(好み?)により、工場長以外は全て女性。働く女性のため、工場内にはベビーベッドも置いてありました。笑い声の絶えない、家庭的な雰囲気の職場です。
社長の南川さんも「こんなに立派のはなかなかないよ」とおっしゃっていた塩の結晶。この後更なる工程を経て、粗(あら)塩になっていきます。ちなみに塩精製の熱源は、蒸気熱を利用しています。
塩作りの原動力となった味噌の製造は、現在も行われていました。写真左に見える樽は、大正年間から使われているもので、中では味噌が、静かに出荷の時を待っています(人物は特別出演、当サイト店長・小笠原航)。
苦汁(にがり)と分離された、粗(あら)塩。しっとりとしていて、沢山のミネラルを含んでいます。この粗塩を火にかけて水分を蒸発させ、にがり成分を酸化マグネシウムに変化させたものが焼塩です。
製品となった焼塩に、ひとつひとつ、タグをかけているところです。このように(株)つららでは、採水からパッケージまでのほとんどの工程を手作業で行っているというのも、大きな特徴です。
みなみかわグループの代表取締役・南川加門(本名:保則)さん(47歳)。20代を役者・シンガーソングライターとして過ごしましたが、30歳の時、故郷・湧別町に帰り家業を継いだそうです。40歳を過ぎて再び歌作りを始め、現在でも毎年、道内でギターの弾き語りライブを行っているとか。抜群の話術にひきこまれ、取材班もついつい、長居してしまいました。

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